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ジョブキタ写真大賞2023「登下校の風景」 入選作品発表

イベント

2023.08.10

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ジョブキタ写真大賞2023は、コロナ禍を経験した学生達にとって特別な意味を持つ「登下校」の風景をテーマに初めて開催されました。入選作品は、驚くほどイキイキと感動的であり、レンズ越しに切り取られた風景は、学生達の強さと希望を伝えてくれました。これらの写真は、私たちにとって「当たり前」だった風景が、新たな意味を持つことを教えてくれました。コロナ禍を経験した学生達は未曾有の困難に立ち向かいながらも、勇気と希望を持って前進しています。
入選作品を通じて、私たちは日常の光景がいかに価値あるものであり、どれほど強さと希望を与えるものかを改めて実感しました。これからも、この企画に賛同いただいた数々の企業の皆さまと一緒に、彼らの頑張りと成長を応援し、未来への道を共に歩んでいきたいと願っています。

2023年8月10日
ジョブキタ写真大賞事務局
(株)北海道アルバイト情報社

ジョブキタ写真大賞2023「登下校の風景」募集要項はこちら

写真大賞 グランプリ ガチ部門

受賞者:札幌市立大学3年 中嶋友哉

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タイトル:ICE
氷点下付近を行き来する札幌の12月、私の最寄駅である自衛隊前駅のホームから撮影した1枚。ハンドポケットで歩く男性、季節に取り残された自転車、それぞれが作る影が印象的な写真に仕上がった。
撮影場所:南北線自衛隊前駅

【審査員コメント】
◎一面に降り積もった雪、置き忘れの自転車、無機質な交通柵、ビルの窓の透明な反射光...そんな静寂感漂うモノクロの景色の中を、一人の男性が歩いています。
両手はポケットの中、足元の雪は無数の足跡で踏み固められています。どこか虚無感を覚える反面、雑踏が過ぎ去った道を気ままに歩く人の姿に「孤高のたくましさ」が漂うような。
長く伸びる影はどこかユーモラスにも映ります。無為な演出がないからこそ、胸に響く佳作だと思います。
◎モノクロ写真ではないのに、そう感じてしまう陰影のインパクトと通学時の凍える寒さを思い出させる光景に推させていただきました。
◎シンプルでありながら細かなところにこだわる、ガチ部門の本気を感じました。12月という季節の変わり目、何でも無い日常の一瞬を見逃さないところが素敵。

写真大賞 グランプリ Instagram部門

受賞者:北海道芸術デザイン専門学校2年 長岡冴奈

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迎えを待っている時にふと顔を上げると忘れられた傘たち。傘の色や傘の置き方で一体持ち主はどんな人なんだろうと考えた帰り道。
撮影場所:高校の玄関

【審査員コメント】
◎雑然としているのにどこか清々しさやポジティビティを感じさせる1枚。傘の配置、夕陽の当たり方、「なんだか懐かしい」と思わせるこの視点に脱帽。
◎人物や風景ではなく、忘れていったであろう傘たちに独創性とアイデアを感じました。なんともエモくて素敵です。
◎登下校のリアルが感じとれる作品でした。写真を見ている側が考え妄想してしまうような写真で本当に素晴らしいです。例えば忘れられた傘を見ると、急いでいて忘れたのかな?大事にしていた傘だけど忘れたのかな?盗まれた傘かもしれないなど置き方や見た目で考えてしまうと思います。

写真大賞 準グランプリ ガチ部門

三井アウトレットパーク 札幌北広島賞 A賞

受賞者:専門学校札幌ビジュアルアーツ1年 齋藤龍生

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北海道大学のイチョウ並木を撮影しました。葉が色づく前の木々を写す方が、地元民が日々目にする日常感を生み出せると思い、選びました。
撮影場所:北海道大学

【審査員コメント】
◎学生だけでなく地元の方にも愛されるいちょう並木の壮大さが伝わってきました。季節ごとに景色が変わる、いちょう並木の下を通学する日常に憧れます。
◎青みがかかった緑のトンネルが、北海道のさわやかな夏を思わせ、力強く自転車を漕ぐ姿からは勢いと気持ちよさを感じさせてくれました。

三井アウトレットパーク 札幌北広島賞 B賞

受賞者:専門学校札幌ビジュアルアーツ1年 岩倉慎大

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僕が小学生の頃からよく利用していた新琴似駅で撮影した写真です。桜も咲く前、新学期の胸の高鳴りを感じる登下校の風景を撮影しました。
撮影場所:新琴似駅高架下

【審査員コメント】
◎駅の影の先に見える咲き始めた桜が、長い冬を超えて新たな日常の始まりを感じました。撮影者が小学生の頃から利用している駅ということで、テーマ「登下校の風景」にもぴったりの1枚です。
◎Exifデータから読み取られたのは、APS-Cサイズの撮影素子を積んだNIKON Z50にVRの手振れ補正が効いた標準ズームを付けて撮られた一1枚ということ。いわゆる広角域で切り取られている。絞りはF16。シャッタースピードは1/25。ISOは100。撮影日は2023年4月17日の15時2分。現像はその日の夜中0時にMACでadobeフォトショップを使いRAW現像されている。この時点でかなり写真に傾倒していることが感じられる。シネマスコープの比率に錯覚させる構図。暗い高架下で光が切り詰められた状況、あえて絞り込みパンフォーカスで撮る意図にストイックな個性が見えた。

GAjA賞

受賞者:専門学校札幌ビジュアルアーツ2年 石岡優月

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公園内を通って登園していた親子のお子さんが、その日の楽しみをお母さんに話している風景を見ながら登校できる素敵な通学路を撮影しました。
撮影場所:永山記念公園

【審査員コメント】
◎とてもほのぼのとした写真ですね。この子にとって長い長い登校の始まりです。まだ親と一緒でなければ登校できないのでしょうが、これから独り立ちしていくのですね。これからの長い道のり、がんばってね!っ言いたくなります。
◎親子のかわいらしい素敵な写真。今日あったことを楽しそうにお母さんに報告しながら帰ってる風景に、心が暖かくなりました。私もいつかこんな風に歩きたいと思わせてくれる作品です。

星野リゾート賞

受賞者:専門学校札幌ビジュアルアーツ2年 近藤日向

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「冬の放課後の校舎」
時計の時間がちょうど放課後くらいで、生徒の笑い声と静かに降る雪の対比がいいなと思い撮りました。青みがかった冬の校舎の窓に、真っ白な雪が映り込んで綺麗でした。
撮影場所:北見市

【審査員コメント】
◎北海道らしい冬風景。多くの人が「人」を入れる中、学校のみに焦点を当てる独自性。放課後を示す時計を中心とした構図は「どんな思いを伝えたかったのか」撮影者の学校への内なる想いを感じました。
◎下校時、ふと校舎を振り返った瞬間の網膜の情景を切り取ったような作品。色のない風景、弛緩したようなカーテン、無造作に降る雪と、作為や演出など皆無なのに、えも言われぬ統一性と叙情を感じました。いつまでも眺めていたくなる一枚です。

大地ノ青果店(陸の幸)賞

受賞者:専門学校札幌ビジュアルアーツ1年 岩井柊太

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毎日通う駅から見る、通行人の足元。
撮影場所:南平岸駅

【審査員コメント】
◎登下校の中、光をうまく見つけた一枚。行き交う人々からはその場の賑わいや活気を感じられる。それぞれどこへ何をしにいくのか、何を終えどこへ戻るのかなど、フレーム外の個々のストーリーを想像したくなる。

アカツキ賞

受賞者:専門学校札幌ビジュアルアーツ1年 高橋謙太

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夕日の差した市電通りや電線が印象的だったので応募しました。
撮影場所:札幌大通り付近

【審査員コメント】
◎夕暮れ時の町並みに、とても札幌らしさを感じさせるステキな作品でした。再開発が進む札幌中心部でありながら、見慣れた札幌の風景を上手に納めており、とても温かな印象を受けます。新旧が入り交じる今の札幌と、大人への岐路に立つ学生時代とが、どこかリンクするようにも感じられ、テーマに沿いながらも学生さん目線で、イマをとらえたとても深みのある作品だと感じられました。

写真大賞  準グランプリ Instagram部門

三井アウトレットパーク 札幌北広島賞 A賞

受賞者:釧路工業高等専門学校2年 soki

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毎日通る道で撮りました。キレイな青空と部活動に行く学生がマッチングした1枚です。
撮影場所:釧路市大楽毛

【審査員コメント】
◎毎日通る道に、晴れ晴れとした青い空と部活動に向かう学生の姿が融合して青春を感じました。学生時代にしか経験できない日常を切り取った1枚です。
◎学校、自転車、校舎、友達、全てが揃いそして2人はどんな会話をしていて学校に向かっているのかワクワクします!まさに、登下校!という一枚。

三井アウトレットパーク 札幌北広島賞 B賞

受賞者:北海道大学2年 豊田つぐみ

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受験の末勝ち取った憧れの北海道での生活。夢にまで見た憧れの場所が日常に。見るもの全てが新しくてわくわくして、美しい景色もいつかは慣れてしまうのでしょうか。生活には慣れてもときめく気持ちには慣れたくない。
撮影場所:北海道大学農学部

【審査員コメント】
◎憧れを日常に変えた撮影者の努力と思いが伝わってきました。限られた学生生活を前向きに楽しむ登下校の姿が浮かびました。
◎コメント重視での選定。撮影者の気持ちを想像してグッときました。

GAjA賞

受賞者:札幌市立大学1年 工藤万依

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大学生になってから、通学時間が増えた。そんな退屈な、家までの長い長い道のりを鮮やかに彩る、車窓からの黄昏。雨上がりの6月の空は、気まぐれだが吸い込まれそうな美しさで、ガラス越しの景色しか見えないことに、私は何とも言えず切なくなる。
撮影場所:地下鉄南北線内

【審査員コメント】
◎何気ない日常の帰り道ですが、夕日から夜になる絶妙な明るさが撮影者の心情を表しているようでした。雲と夕日の光も美しく、この瞬間でしか見ることの出来ない幻想的な雰囲気も感じられました。

星野リゾート賞

受賞者:札幌市立大学1年 ニコ

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小学生みたいな大学生の私たちは、影遊びをしてバスを待つ。長い待ち時間も、みんながいるから楽しく過ごせてるよ。ありがとう、これからもよろしくね。
撮影場所:札幌市立大学前

【審査員コメント】
◎コロナ渦において、学校へ行く、友人と会う、ことが当たり前じゃないと知っているからこそ一瞬一瞬がかけがえのない時間なんだと魂が揺さぶられました!シルエットかつ後ろ姿ですが、全員が楽しみ笑っている様子が目に浮かびます!
◎企画の意図を理解してくれている写真。登下校は常に寄り道まわり道。

丸水(海の幸)賞

受賞者:札幌大谷大学4年 大橋輪

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真新しい朝を真新しい雪が包んでいた。青く静かに冬は訪れるのだ。
撮影場所:東札幌

【審査員コメント】
◎登下校のリアルが感じとれる作品でした。写真を見ている側が考え妄想してしまうような写真で本当に素晴らしいです。雪の写真は撮影者の影からどんな人なのか想像してしまします。
◎真っ白なキャンパスに立つ撮影者。この写真は、まだ何にも染まっていない若い撮影者が、これから塗り替えて行くであろう輝く未来を想像させられる作品でした。

和らいふ de 変身賞

受賞者:札幌市立大学3年 桑原桃子

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部活の大会終わりに撮った一枚。恋バナをしたり、笑い合ったり、、放課後の何気ない青春が切り取られた、お気に入りの一枚。みんなのシルエットから漏れる夕日が何ともエモい。。
撮影場所:エドウィン・ダン公園

【審査員コメント】
◎作品から、学生の皆さんのリアルな日常が伝わってきました。見ていて、想像が膨らみとても豊かな気持ちになりました。
青春の一コマを指先で捉えた、いかにもインスタらしい作品。
◎学生の楽しい青春が伝わる一枚。太陽が照明のように差し込んでキレイ。

写真大賞 アルキタ賞

受賞者:北海学園大学4年 浅野莞輔

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小樽でフィルムカメラを使って撮った写真です。車窓から見えるのが海だけになるというのは全国探してもあまりないので、好きな景色です。小樽は大学入ってから写真撮るために写真部で行ったり、友達と行ったりしているので、思い入れの強い場所です。何かと学校に行くことが少なかった中で、自分が撮りたい写真はどんな写真かを探し、写真部での活動に取り組み、数少ない学校へ行く機会となっていました。個人的にはそうした状況下で撮った写真が「登下校の風景」を写していると思っています。
撮影場所:小樽から札幌へ向かう電車の車窓

【審査員コメント】
◎無意識に、日々見ているだろう小樽の海を写した何気ないアングル。JRのドアガラスは少し汚れ、曇っている。それがミストフィルター効果で映画の空気感のよう。ドアに寄りかかり肩の力が抜けたスナップショット。いつも見ている風景を、自然に切り取っている。

写真大賞 アルキタ賞

受賞者:北海道大学大学院博士課程2年 Zhuyuan Wu(ウージュユアン)

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5年ほど前に日本へ来て、毎日学校に通う道です。5年間の成長を記録しています。最初の不安、興奮、期待、そして今の落ち着きと幸せ。この道を歩いていく中で、時々、私は今、日本にいることを信じられなくなります。子供時代の夢が叶いました。もし、子供時代の自分が今の自分を見たら、きっと羨ましくて自慢するでしょう。
撮影場所:北海道大学付近

【審査員コメント】
◎投稿作品唯一の人物。まずはそこに敬意を!なんとも言えない表情と、ごくごく普通のチャリ。いいね北大生!
◎ガチ部門唯一の正面からのポートレートが一番印象を引きました。自信があるような迷いがあるような表情と仕草が物語を想像させます。説明書きにも書いてましたが「不安、興奮、期待」いずれのタイトルがついても考えさせられる作品だと思います。構図も色味もイイ感じです。

写真大賞 アルキタ賞

受賞者:札幌大学2年 敦賀公平

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いつも通る道から降りた河川敷に狐の親子がいると聞き、撮影に向かいました。何気ない住宅街と日常の間に自然と新しい命がありました。Nikon D7500にて撮影。
撮影場所:手稲区前田軽川付近

【審査員コメント】
◎なかなかとるのが難しいカットが評価のポイントです。母ギツネの視線が子ギツネにむいてないところも良いですね。周りに気を配り子どもを守っている感が伝わります。写真に建物などの人工物を入れるともっと良いと思います。都会を必死に生きる親子ギツネ。的な感じで!


入選作品は、8月26日〜8月31(木)まで、三井アウトレットパーク 札幌北広島エルフィンコートにて作品を展示します。たくさんのご応募、ありがとうございました。

主催・協賛

◉主催
株式会社北海道アルバイト情報社 ジョブキタ ガクチカプロジェクト


◉特別協賛
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◉協賛※順不同

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