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【面接・採用お役立ち】不採用者の履歴書は返却しないとダメ?

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2023.02.20

rirekisyo_title.jpg履歴書を提出してもらったが、採用は見送ることに...。そんな時、不採用者の履歴書はどのように扱えばいいのでしょうか?履歴書の正しい扱い方と、トラブルを防ぐために求人広告内でできる工夫についてお伝えします。

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履歴書の返却義務はない

法的には、提出された履歴書の所有権は企業側にあります。そのため、不採用者に履歴書を返す義務はありません。ただし、個人情報保護法の観点から、「採用活動以外の目的で履歴書に書いてある情報を使用しない」「必ず鍵がかかる場所に保管する」「管理者は限定し人目のつく場所で管理しない」など、取り扱いには十分気を付けなければなりません。

返却を希望する応募者は多いのが事実

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返却の義務はない】ということが分かりましたが、住所や連絡先、学歴などが含まれる履歴書は、いわば個人情報の塊。実は、返却されないことで不安に感じたり、返却されるのが普通だと思っている応募者は多いのが現状です。なかには、不安や些細な認識の齟齬が原因で、企業と応募者の間でトラブルに発展してしまうケースも...。
それらを防ぐためにも、返却の有無にかかわらず、あらかじめ求人広告内では、履歴書の扱いについて明記しておくことが望ましいです。

<求人広告への記載例>
返却する場合
・採用に至らなかった場合は応募書類は返却いたします。
・応募書類は郵送にて返却いたします。
廃棄する場合
・応募書類は返却いたしませんので、あらかじめご了承ください。


上記のように、求人広告内に履歴書をどのように取り扱うかを明記しておくと、不採用者とトラブルに発展する可能性を減らすことができるでしょう。また、求職者への細やかな気遣いは、安心して応募できることにもつながり、企業にとってもメリットは大きいです。求人活動の際には、履歴書の取り扱いについても改めてご確認ください。