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【雇用お役立ち】忘れたころがとっても危険!備えておきたい企業の防災対策 3つのポイント

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2023.09.19

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地震、津波、噴火、豪雪など、これまでさまざまな災害に見舞われてきた北海道。多様な災害に対応するため、2014年4月に北海道防災対策基本条例が施行、事業者の従業員に対する防災教育の実施が責務となりました。いつ起こるか分からない災害に備えて、企業の災害対策について最低限押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

1.防災マニュアルの作成

災害は予想もしないトラブルを引き起こす可能性があります。冷静な判断を欠き、素早い避難や対応を行うことができず、二次災害を引き起こす可能性もあります。防災マニュアルを事前に準備しておくことによって、適切な対応を迅速に実行し、災害におけるリスクを軽減させることができます。

◎具体的な防災マニュアルの例
・現場での指揮担当や安否確認担当、顧客誘導担当など、社内でメンバーを事前に選定、災害時の役割を明確化する。
・社員の緊急連絡網を作成、安否確認や指示の伝達をスムーズに受け取れるような体制を整える。
・行政などが発信する災害時の情報収集の手段や、収集すべき内容を確認する。
・社内の貴重品、危険物の取り扱い方法や、備蓄品のリストを準備する。

防災マニュアルを作成するだけではなく、常日頃から、従業員に内容を認識させることが大切です。また、定期的にマニュアルの中身を点検し、見直していきましょう。

2.備品の確保

災害時にはライフラインの断絶や交通機関が遮断する可能性があるため、備蓄品の確保が重要になります。

◎備えておきたい備品例
bousai01.png・保存食(最低従業員数✕3日分)
・水
・懐中電灯
・ラジオ
・電池
・毛布
・トイレットペーパー
・ヘルメット など

これらの備品も年数が経つにつれ賞味期限が切れたり劣化してたり、数が足りなくなったりなど、いざという時に使えない!という事態を招く可能性もあります。定期的な点検と、備品のリストアップも忘れないようにしましょう。

3.職場の安全対策

災害によって、倒壊や破損、浸水などといった直接的な被害を被ることもあります。また、直接的な被害がなくても、二次被害が起きる場合もあります。一次被害、二次被害を極力抑えるためにも、職場の安全点検はもちろん、データやシステムに障害が発生した時に、迅速に回復できるような体制を整えておくことも重要です。

地震で落下の危険性があるものは固定するなどの対策
・消防設備や防火設備の把握と正しく機能するかの点検
・避難訓練の定期的な実施
避難経路をスムーズに移動できる状態の維持
データやシステムなどのバックアップ体制の整備や復旧を図る仕組みの準備

まとめ

災害はいつ起こるか全く予測できませんが、いつかは起こりうるものです。就業員や顧客の安全を守るのはもちろん、リスクの最小化や迅速な復旧のために、平時のうちに環境を整えておくことをお勧めします。