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【採用トレンド】人事・採用に関する用語集

メルキタ

2023.06.05

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ここ数年に注目されるようになってきた、知っておきたい人事・採用に関する用語をピックアップしました。ぜひご一読ください。

【イクボス】

「育児」と「ボス」を組み合わせた造語。部下や同僚のワークライフバランスの向上を目指し、育児や産休などを含む個人のキャリアを応援する上司のこと。
イクボスに取り組むことによって、優秀な人材が定着しやすい、仕事と私生活が充実することで労働意欲の高い社員が増える、多様な社員を受け入れることにつながるので多彩なアイデアが生まれやすくなる、などのメリットも考えられます。
「イクボス宣言」をする自治体や企業も増えています。

【ソー活】

Twitter、Facebookといったソーシャルメディアを利用して行う就職活動のこと。ソーシャルメディアの「ソー」と双方向コミュニケーションの「そう」を取って「ソー活」と呼ばれるようになったと言われています。
企業側はSNSに採用情報やイベントの予告を掲載します。SNSをフォローしている学生は、コメントを残したり質問することによって相互に必要な情報のやり取りが可能です。学生も経歴や自己PRをSNSに掲載し、企業にアピールを行います。

【つながらない権利】

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勤務時間外や休日に、仕事上のメールや電話などの連絡を拒否する権利のこと。
2017年にフランスで労働法が改正された際に盛り込まれ、世界的に話題になりました。日本では、つながらない権利の法制化はされていませんが、勤務時間外にメールや電話に対応することは、当然時間外労働となりますし、企業には残業手当の支払い義務が生じます。
昨今のテレワークの普及により、仕事とプライベートの境界線が曖昧になってしまうことも多く、つながらない権利がより意識されるようになっています。

【リシュ面】

yougo02.png「履修履歴面接」の略称。新卒採用の面接時に、学生に成績証明書など大学で履修してきた科目とその成績がわかる履歴の提出を求め、面接官がそれに沿って質問を行っていきます。学業への質問は、好きなことや得意なことだけでなく、苦手なことへどのように取り組んできたのかを聞くことができます。成績の良し悪しではなく、考え方や行動特性など、学生自身の人となりをより深く知るために利用されています。

【感情労働】

身体を動かすことで報酬を得る仕事を肉体労働、アイデアや企画・提案などを生み出して報酬を得る仕事を頭脳労働と呼ぶのに対し、顧客にある一定の感情で接することを求められる労働のことを感情労働と呼びます。

感情労働の職場例
・顧客に常に笑顔で接することが求められる職場(接客サービス、介護士など)
・模範的で適切な言葉や表情、態度で接することを求められる職場(教師、保育士など)
・苦情処理対応担当
・患者や利用者に感情を使って安心を与える仕事(ケアワーカー、カウンセラーなど)


近年はあらゆる職種に「コミュニケーション能力」が求められ、どの仕事も感情労働になってきたといわれます。企業は従業員の感情を守るためにも、仕事とプライベートをしっかり切り替えるなど、従業員のストレスをケアすることが求められます。


2023年1月に取り上げた「人事・採用に関する用語集」もぜひご覧ください。