その仕事、パートさんに頼んで大丈夫?パートタイム・有期雇用労働法とは
メルキタ
2024.08.19
同じ会社で同じ仕事をしている場合、パートタイム労働者・有期雇用労働者と正社員に待遇差をつけることは法律で禁止されています。今回は「パートタイム・有期雇用労働法」についてご紹介します。
パートタイム・有期雇用労働法とは
パートやアルバイト、契約社員などの非正規雇用社員なのに、正社員と変わらない仕事を任されているケースがあります。賃金や待遇が見合わないことや労働意欲減退を防ぐために、2020年4月から「パートタイム・有期雇用労働法」が施行されました。(中小企業は2021年4月1日から施行)
【法令の主なポイント】
基本給や賞与・手当などのあらゆる待遇について、正社員とパートタイム労働者・有期雇用労働者が、同じ会社で同じ仕事をしている場合には、不合理に待遇差を設けることはできません。
禁止例:
・職務の内容や責任が全く同じなのに正社員のみに賞与を支給する。
・パートタイム労働者・有期雇用労働者から「正社員との待遇差」に関して、説明を求められたのに回答しない。
・「正社員との待遇差の内容や理由」の説明を求めたパートタイム労働者・有期雇用労働者に対して、契約更新を拒否するなど不利益な対応をする。
基本給や賞与・手当などのあらゆる待遇について、正社員とパートタイム労働者・有期雇用労働者が、同じ会社で同じ仕事をしている場合には、不合理に待遇差を設けることはできません。
禁止例:
・職務の内容や責任が全く同じなのに正社員のみに賞与を支給する。
・パートタイム労働者・有期雇用労働者から「正社員との待遇差」に関して、説明を求められたのに回答しない。
・「正社員との待遇差の内容や理由」の説明を求めたパートタイム労働者・有期雇用労働者に対して、契約更新を拒否するなど不利益な対応をする。
同じ仕事とは?フローチャートで確認しよう
パートタイム労働者・有期雇用労働者と正社員の間で仕事の内容が同じかどうか、フローチャートで確認してみましょう。
まとめ
職種によってはパートタイム労働者・有期雇用労働者と正社員の仕事の領域が近いケースがあります。今一度業務内容を確認し、同じ仕事なのに待遇に差があるのであれば是正するか、雇用形態に合わせて業務の範囲やボリュームを調整しましょう。大切な従業員の労働意欲を減退させたり離職という事態を防ぐためにも、雇用主として定期的に確認をしておきましょう。