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【雇用お役立ち】人材紹介と人材派遣の違いって?

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2022.04.18

syokai_haken_title.jpg「人材紹介」と「人材派遣」、言葉は似ていますが仕組みやサービスは全く異なります。その特徴や料金、メリットについて解説します。

人材紹介とは

人材紹介とは、厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介事業者(人材会社)が、人材を求める企業からの依頼を受けて、該当する人材を紹介するサービスのこと。最近では、新卒や外国人人材紹介サービスを積極的に行うエージェントも多いです。syokai.jpg

人材派遣とは

人材派遣とは、厚生労働大臣から労働者派遣事業の許可を得た派遣会社が、スタッフを企業に紹介し派遣するサービスのこと。派遣会社がスタッフを雇用し、スタッフは派遣先企業で指示を受けて業務にかかります。北海道においては一般的なオフィスワークの他、農業や製造業での利用が多い傾向にあります。haken.jpg

図で表したように、いずれも【企業と求職者の橋渡しをするサービス】ではありますが、人材紹介は採用した企業が直接雇用するのに対し、人材派遣は派遣会社と派遣スタッフの間に雇用契約が続くという違いがあります。

サービス料金の違い

人材紹介は、人材を採用して初めて費用が発生します。採用ごとに一律で●円と決まっている場合もあれば、採用する人材の年収の●%と設定している場合もあります。人材紹介会社によって設定はさまざまですが、一般的には年収の30%前後としているところが多いです。
※弊社で提供している【ジョブキタ紹介】の紹介手数料は月収の2〜3カ月分となります。(一部例外あり)

人材派遣は、派遣スタッフが働いている期間ずっと、派遣料金が必要です。そのうちの7〜8割が派遣スタッフの賃金となり、残りは派遣スタッフの社会保険料や派遣会社の利益となります。就業場所や業務、技術レベルなどによって料金は変わりますが、令和元年の全業務平均の一日の派遣料金は23,629円でした。(厚生労働省「令和元年度労働者派遣事業報告書の集計結果」より)

それぞれのメリットは?

人材紹介は直接雇用が前提なので、中長期的な人材育成が可能というメリットがあります。また、サービスの利用については、採用に至らなかった場合は費用が発生しないため、初期費用を抑えることができます。紹介会社があらかじめ求める人材をマッチングしてくれる分、採用の手間が省け、効率的に採用を行うことも可能です。
人材派遣は、あらかじめ期間を決めて雇うことも可能なので人員計画が立てやすいというメリットがあります。また、採用〜研修までの手間が省略でき、すぐに業務を開始してもらえるという点も挙げられます。人手不足を補うため高いスキルや経験を問わずサービスを利用するケースもあります。


人材の獲得には、この他にも、求人メディア、ハローワーク、自社HPやSNSなどたくさんの方法があります。それぞれの特徴を理解し、ニーズに合った媒体を選択することは、採用のコスト削減や効率化にもつながります。採用ノウハウでお困りの際には、弊社営業へお気軽にお声がけください。