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【レポート】介護事業所向けオンライン相互勉強会「人材獲得に有効なWeb広告のポイント」

メルキタ介護

2022.12.06

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介護業界における課題解決を目指してジョブキタが開催している「介護事業所向けオンライン相互勉強会」。今回のテーマは「人材獲得に有効なWeb広告のポイント」です。講師はふくしのよろずや神内商店合同会社の神内秀之介さん。北海道アルバイト情報社の求人営業担当も解説で登壇しました。

求職者層に欠かせないWebへのアプローチ

人材募集の方法にはハローワークや求人メディア、新聞広告からテレビCMなど、さまざまなアプローチがあります。なかでもWebは企業側にとっても、求職者にとっても利用しやすい媒体です。神内さんはまず、Webがどんな年齢層に有効か、統計を元に解説しました。

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「全世代平均で見ると、まだまだテレビのほうが視聴時間が長いことが分かります。しかし20代の数字に注目してみましょう。ネットがテレビに対し3倍もの差をつけています」
このことから新卒や若い社員を採用したい場合、Webへのアプローチが最も近道だとアドバイスする神内さん。
「この統計には表れていませんが、SNSの利用時間も10代、20代ほど比率が大きくなっています。特に昨今はFacebookやTwitter、InstagramだけでなくTikTokも急速に普及。年代に合ったSNSの活用も手がかりになるでしょう」

ターゲットに届くWeb求人原稿のつくり方とは?

Webで求人を作る際の注意点やポイントとは何でしょうか。第二部では北海道アルバイト情報社の求人営業担当が登場し、まずは求人広告の現状について説明しました。
「数年前までの仕事の探し方は、求職者が求人メディアのサイトを訪れ、サイト内で企業を探すのが一般的でした。しかし現在では検索エンジンで条件を入力すると結果が表示されるため、ダイレクト検索が主流となりました。さらに自社Webサイトに採用ページを設け、検索エンジンへと連動させるオウンドメディアリクルーティングも増加しています」

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この数年で求人検索エンジンも急速に普及したと続けます。求人検索エンジンとは「ジョブキタ」のような求人メディアはもちろん、ハローワークや企業Webサイトの求人ページなど、Web上に存在する数千万もの求人を集約し、検索を可能にしたシステム。さまざまなサイトの求人情報をまとめて検索できるため、求職者にとっては便利な一方、企業側は注意が必要と解説します。
「『採用ページを立ち上げたのに一切応募が来ない』という企業も少なくありません。拝見すると、求人検索エンジンへの連携条件を満たしていないケースがほとんど。代表的なのが『1データ1職種1雇用形態1勤務先』というルールです」

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「また検索されやすいキーワードを使用しているかも重要です。求職者が求める『職場の雰囲気』や『キャリアアップ』『有休が取りやすい』といったワードを原稿の中に盛り込む必要があります」
さらに定期的に更新しておくことで、検索エンジン・求人検索エンジンともに掲載順序が優先される点も解説。「求人検索エンジンへ連携される条件を満たす」「原稿に検索されやすいキーワードを記載する」「定期的に更新する」の3つの対策を講じることで、より効果の出やすい求人ができるとアドバイスしました。

更新のポイントやキーワードを知る方法とは?

後半のディスカッションでは参加者から多くの質問が寄せられました。一部を紹介します。

Q.Webの求人は定期的な更新が重要と言いますが、変更内容がない場合はどこを更新したら良いのでしょうか?

A.就業条件を変えるのは難しいでしょうから、キャッチコピーや内容の見直し、写真の変更・追加など小さな点から変えてみましょう(HAJ)

A.数年前までは「ずっと募集している企業は人気がない」というのが一般的でした。しかし現在は長期掲載する所は珍しくありませんね。少しずつ改善する事も大切です(神内さん)

Q.人口の少ない地域のためなかなか応募が来ず、人材不足が慢性的な課題となっています。

A.出身者のUターン就職や移住を念頭に、求人情報だけでなく住宅支援や移住者支援など、自治体の政策も含めて伝えると良いでしょう。事業所内に地域外から勤務するスタッフがいるということも、求職者にとっての安心材料となります(HAJ)

A.新卒の方であれば就労条件の他にも、地域ならではの余暇の過ごし方や環境を伝えることも大切です(神内さん)

Q.ターゲットに適したキーワードはどうやって知ることができますか?

A.求人検索エンジンは検索キーワードの統計も取っていて、一定額の出稿など条件を満たすと閲覧することができます。またHAJをはじめ求人各社はキーワードに関する資料を持っていますので、ご相談いただければ情報を提供することができます(HAJ)

以上、今回のレポートは勉強会の一部を紹介しました。

<講師>
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●ふくしのよろずや神内商店合同会社

代表 神内秀之介さん
公益社団法人北海道社会福祉士会理事を筆頭に数多くの肩書を持ち、介護経営のコンサルタントとして、福祉業界のサービスや経営環境、就労環境の向上のために講演活動やさまざまな経営のアドバイスを行っている。