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福祉の専門職でも全学部を対象に。長期戦覚悟も初掲載で学生2名を採用!

ジョブキタ就活採用事例

2024.06.14

hinata.jpgNPO法人 ひなた
左/代表 山口ゆかさん
右/2024年入社 佐藤未菜さん

福祉分野とは全く異なる文学部出身の学生さんが応募してくれました。

私たちの法人では、障がい者を持つ方へのホームヘルプや放課後等デイサービスなどの福祉事業を行っています。採用については、資格や経験より、人柄を重視。有資格者が採用できるのは魅力ですが、それよりも、私たちの考えや支援の内容をしっかりと理解してくれる人と一緒に働きたい。結果として、現在は、未経験スタートの職員がほとんどとなっています。
新卒採用にも数年前から取り組んでいますが、学部学科を問わず、広く募集を行ったのは昨年が初めて。「専門職なので、すぐに結果は出ないかもしれない。数年間続けるつもりで」と担当営業さんからは伝えられていましたが、幸いにも1年目で2人の学生さんを採用できることに。福祉系ではない学部からの応募だったのが意外でしたが、「こういう学生さんたちも私たちの仕事に興味を持ってくれるんだ」と、新しい気づきを得ることができました。

取り組んできた「働きやすさの工夫」に魅力を感じてくれたのなら嬉しい。

ひなたがなぜ学生さんから選ばれたのか。正直、私たちも正解はわかりません。
ただ当法人では、利用者さんに質の高い支援を提供することを第一に考え、そのためには、スタッフの働きやすさを整えることが不可欠だと考えてきました。一人ひとりの負担が大きくては、誰かに優しくすることも難しいですから。
職員の「やる気」や「奉仕の心」に依存しすぎないことも大事にしています。きちんと学べる【仕組み】や、しっかり休める【仕組み】を整える。こうした部分が職場としての魅力と映ったのかもしれません。
ちなみに、当法人では、その日出勤できるスタッフが10人しかいなければ、利用者さんの受け入れを10人までに制限することもしばしば。無理をすれば受け入れは可能ですが、支援が行き届かなければ利用者さんに迷惑がかかります。職員にも負担です。
人員に余裕を持たせることで、働き方にも柔軟さが生まれます。本人が望めば週4日勤務も可能ですし、「昨日残業した代わりに、今日は定時より早く退社する」など、時間の使い方も自由度が高くなります。
最近の学生さんはプライベートが確保できるかを重視すると聞きます。利用者さんのためを思って取り組んできた働きやすさの工夫が、学生さんにも魅力に感じてもらえたなら、新卒採用に取り組んだ甲斐があったと思っています。

NPO法人 ひなた
障がいを持つ方への居宅介護や訪問介護、行動支援、ショートステイ、放課後等デイサービスなどさまざまな事業を展開。2023年度のジョブキタ就活に掲載し、2名採用。
札幌市西区発寒六条13丁目3-52
https://hinata-happy.jp/