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人口わずか1300人のまちの林業会社で新卒採用に成功!

ジョブキタ就活採用事例

2024.06.19

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左/天塩川工業株式会社 代表取締役 今野英明さん
右/2024年入社 奥山さん

不安な求人制作やHP作りも、一挙におまかせしました。

当社のある中川町は人口わずか1300人、そのうち40%が65歳以上という高齢化・過疎化が進む地域です。地元や近隣の方を対象とした中途採用では限りがあり、林業や造林という当社の事業を理解してもらうにもひと苦労。そんな時に営業担当さんから、ジョブキタ就活のご提案を頂き「1人でもエントリーがあれば」と新卒採用をやってみることにしました。
求人を出すにあたり、私が不安視していたのは求人原稿の作成。森づくりに携わるという誇りは持っていますが、会社や仕事の魅力を自分の言葉で伝えるのは苦手で...。ただHAJさんからは過去に丁寧な取材を受けたこともあり信頼していましたので、今回もおまかせすることにしました。
また当社はこれまでHPもなかったため、求人のオプションとして用意されていたHP制作サービスも利用しました。取材を経て完成したHPや求人原稿は「森づくり、物づくり、人づくり」をキーワードに、私が伝えたかったことが全て盛り込まれた内容でした。

内定が出てからも、気持ちが離れないようにアプローチ!

求人を公開して間もなく1名からエントリーがあり、最終的には4名の学生さんから見学や問い合わせがありました。内定を決めたのは国立大学美術系学部の学生さんで、聞けば自然豊かな中川町で創作活動と仕事とを両立したいとのこと。仕事だけでなく、地域の魅力も原稿で発信した点が響いたのだと実感しました。
6月には内定が決まりましたが営業担当さんから「昨今の学生さんは入社まで間が空いてしまうと気持ちが離れてしまうケースもある」というアドバイスも受け、月に1度は必ず現場の様子や写真をメールで伝えるようにしました。また10月には交通費を全額負担して会社まで来てもらい、職場やまちの案内、さらに会社で契約したアパートも紹介したんです。こうした取り組みは学生さんの安心はもちろん、社内の受け入れるムード作りにも役立ったと思います。
昨年の成功を受けて、今年も新卒採用を実施しています。過疎化するこのまちに稀少な若者を呼び込むことは、まちの未来にもつながること。私が長らく抱いていた「地元に貢献したい」という思いを、求人を通じて少しは叶えられたのではないでしょうか。これからもまちや他の会社とも協力して、若者を増やす取り組みを続けていきたいですね。

天塩川工業株式会社
1960年(昭和35年)創業、上川地方最北部の中川町で林業、建設業を営む企業。国や道、町や自社で有する森林での造林・造材を主軸に、林業試験場の委託管理業務や建築業、個人住宅・JRの除雪に取り組む。2024年の新卒採用で1名の採用に成功。
中川郡中川町中川262
https://tenkou-n.com/